前回のショパンのCDを作ったのは5年前になりますが、その時から、次のCDはドビュッシーを!と思い続けていました。魚沼にある小出郷文化会館のベヒシュタインが素晴らしいと聞いて、試弾をさせていただいたのが、1年半前。(その時の動画はこちら♪)それ以来、このピアノで録ると決めて準備を進めてまいりましたが、月日は確実に流れて、収録まで、あと2日になりました。
収録曲は、下記の通りです。最初は、組曲を4つぐらい、と考えていましたが、他にも弾きたい曲が多くて・・・(笑)。結局、ドビュッシーの様々な魅力を楽しんでいただけるように、組曲からも抜粋しつつ、このような選曲になりました。
ドビュッシーの音楽は、とても感覚的なもの、という印象があります。五感を音で表現しているような・・・。収録時には、自由な気分で響き全体を体で感じて、曲から受けた印象のままを表現出来ればと思っています。魚沼の大自然の中にいると、感覚も敏感になって、それが音楽にも表れたとしたら嬉しいなと思っています。
今回は、やはりベヒシュタインのフルコンサートサイズのピアノで録音出来るのが楽しみです!ベルリンフィルの本拠地にあった、本物の音楽を沢山聴いてきた歴史あるピアノですが、そのようなピアノを弾いていると、楽器の方からいろいろ教えてくれて、アイディアを出してくれそうな気がしています♪
今回は調律もエンジニアも一級の方々で、いい音作りをしてくださることと、楽しみにしています。また、8月にはクラウドファンディングを予定していますが、ご支援いただいた皆様全員にお渡しする特典映像を、オーディオ評論家の方々のご協力のもと、制作していただくことになっています。
今週の火曜日から3日間かけて録りますが、CDの収録はいつも体力勝負です。いろいろ対策を考えていますが、うまく集中して弾けますように・・・!今回はなるべく編集無しで1回で録りたい、など、いろいろ思いはありますが、あまり欲張らず、難しく考えず、大好きな曲をいいピアノで弾ける喜びを感じて、楽しみながら弾きたいと思っています!
♪~収録曲~♬
水の反映 「映像第1集」より
葉ずえを渡る鐘の音 「映像第2集」より
金色の魚 「映像第2集」より
塔 「版画」より
グラナダの夕べ 「版画」より
2つのアラベスク
メヌエット 「ベルガマスク組曲」より
月の光 「ベルガマスク組曲」より
人形のセレナーデ 「子どもの領分」より
雪は踊っている 「子どもの領分」より
ゴリウォークのケーク・ウォーク 「子どもの領分」より
亜麻色の髪の乙女 「前奏曲第1巻」より
音と香りは夕暮れの大気に漂う 「前奏曲第1巻」より
喜びの島
レントより遅く